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52_極小ブーメランパンツで縄に縛られた奇祭の夜

  • 管理人
  • 10月7日
  • 読了時間: 3分

 初めてあの奇祭のバイトに参加したのは、五年前の夏でした。求人広告には「観光イベントスタッフ募集・日給三万円」とだけ書かれていて、ただの観光案内や片付け程度だろうと軽く考えて応募しました。


 現地に着いて驚きました。会場は温泉地の神社で行われる「女人禁制の奇祭」。観光イベントの手伝いだと思っていたのに、どうやらスタッフではなく“祭の出演者”として呼ばれていたようなのです。参加者も観客も男ばかりで、境内は異様な熱気に包まれていました。


 控えの間に通され、手渡されたのは信じられないほど小さなブーメランパンツ。説明を受ける間もなく服を脱がされ、その極小の布を身につけさせられました。


 さらに「清めの儀式」と称して、温泉成分を混ぜたローションを年配の男たちが素手で全身に塗り込んできます。胸をぬるりと撫で回され、乳首を指先で何度もこすられ、「もう立ってきてるぞ」と笑い声が上がりました。


 腹や脇腹も遠慮なく揉まれ、尻を両手で押し広げられ、極小パンツの上から股間をぐにぐにと揉まれ、やがて布の隙間に指が入り込み、ローションまみれの指先が直にチ〇ポを撫でてきました。


 全身がローションで光るまま、縄で神輿に縛り付けられました。太鼓が鳴り響く中、群衆の男たちが一斉に「腰を振れ!」とコールを始めます。何十人もの視線とはやし立てが突き刺さり、頭が真っ白になりました。


 そして、観客が次々と神輿に手を伸ばしてきました。乳首をひねられると体が跳ね、尻を叩かれ、腰を押され、チ〇ポをパンツの上から何本もの手で撫で回されました。ローションで滑る指が絡みつき、擦られるたびに腰が勝手に揺れてしまいます。「ほら、もう限界だぞ!」「出せ出せ!」という叫びが耳を塞ぐほど響きました。


 縄の擦れと群衆の手の感触、ローションのぬめりが重なり、理性はあっけなく崩れ落ちました。「うああっ!」と叫んだ瞬間、精液が勢いよく放出されました。観客は一斉に拍手と歓声をあげ、「出たぞ!」「見事だ!」と口々に叫びました。僕は肩で息をしながら、縄に縛られたまま、うなだれるしかありませんでした。


 終わったあと、謝礼を渡され「よくやった」と笑われました。羞恥で心臓が止まりそうだったのに、不思議なことにあの圧力と興奮が忘れられませんでした。


 そして翌年も、そのまた翌年も、僕は同じバイトに応募していました。気づけば今年で五回目。今では「今年も来たか」と受付の男に笑われる常連です。毎年、極小ブーメランとローションまみれの体を晒し、縄に縛られて群衆に囲まれ、無数の手に弄ばれながら果てる。羞恥で死にそうになりながら、それを待ち望んでいる自分がいるのです。


 SNSでは「ヌルヌル奇祭男」として映像が出回り、顔は隠されていますが、いつか誰かに気づかれるんじゃないかと不安になります。それでも夏が近づくと、またあの奇祭に参加したくてたまらなくなる――僕にとって、それがもう欠かせない一年の儀式になってしまいました。

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